イベント情報:このコーナーでは、イベント募集や実施したイベントの報告を掲載していきます。

【実施報告】金 哲彦 Running Clinic

日程2011年2月16日(水)19時~21時
場所サニーテーブル(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-23-5)
出演者金哲彦さん(FeliCa RUNNING PROJECT アンバサダー)
原航介さん(FeliCa RUNNING PROJECT事務局代表)

皇居のまわりを走ったら、ランナーサポート施設で水分補給。このとき、電子マネーでドリンクを購入すると、その代金から10円がユニセフ「マダガスカル水と衛生」募金に寄付されるというのが、RUN for WATER PROGRAMのメニューの一つ「Supply to Children」です。
今回は、そのチャリティに参加してくださったランナーの中から、抽選で30名の方をご招待した「プロ・ランニングコーチ金哲彦さんのRunning Clinic」の模様をレポートします。

水を飲むときには、世界で起きている「水の問題」に思いを馳せよう

挨拶をする原さん挨拶をする原さん

まずは、『FeliCa RUNNING PROJECT』事務局代表の原さんからご挨拶。このプロジェクトは、電子マネーに携わる7社(JR東日本、イオン、セブンカード、NTTドコモ、JCB、フェリカネットワークス)が、社会に貢献するインフラを目指そう、ということで始まった取り組みの一環です。
自身もランナーである原さんからは、「世界には深刻な水の問題があって、きれいな飲み水すら手に入らなくて困っている人たちが大勢います。みなさんがランニングをして水分補給をするとき、こういうことにも少し、思いを馳せていただけると嬉しい」というメッセージをいただきました。

水の大切さを知るランナーだからこそ、アフリカに水を届ける意味がある!

イベント趣旨を説明するアンバサダー金さんイベント趣旨を説明するアンバサダー金さん

続いて、このプロジェクトのアンバサダー(大使)である金哲彦さんが登場。
金さんは、みなさんご存知のとおり、市民ランナーへの指導やマラソンの解説で知られるプロ・ランニングコーチ。ランナーからカリスマ的人気を誇る金さんが、今回はなんと、一緒に神宮外苑をランニングしたうえ、さらにランニング・アドバイスまでしてくださるとあって、会場には熱気が立ち込めています。
金さんからは、まず今回のイベントの趣旨をご説明いただきました。

RUN for WATER PROGRAMは、不衛生な水環境に起因して病気や中には死に至るケースもあるアフリカ・マダガスカル島の子どもたちに、井戸をプレゼントしようというチャリティ・プログラムです。皇居ランナーの方々のご協力もあって、昨年からの参加者は3,000名を超えました。
「ランニングが好きで、楽しんで走っていらっしゃるみなさんにとって、水分補給はとっても大切な行為です。その水分補給が、アフリカの子どもたちに井戸を届ける資金源になる。これは、すごく親和性が高いチャリティだと思います。塵も積もれば山となりますので、みなさん、引き続きどうぞよろしくお願いいたします」
金さんのお言葉通り、"塵も積もれば山"となって、ひとつでも多くの井戸をアフリカの子どもたちに届けられることを願っています。

「ランニングのポイントは上半身」。金さんのクリニックがスタート!

ウォーミングアップの様子ウォーミングアップの様子

さて、神宮外苑を走る前にはウォーミングアップが必要です。というわけで、金さんの指導のもと、下半身から上半身に向けて順番にストレッチをおこないました。
金さんによると、ランニング前に重要なのは"上半身をいかにほぐすか"だそうです。走っていると疲れは下半身にたまりますが、その度合いは上半身によって左右されるとのこと。
走るときに腕を肩甲骨から振るようにすると、それに伴って骨盤も一緒に動くため、スムーズな足運びができます。また、肩甲骨がやわらかいと、息を吸ったときにたくさん空気が取り込めます。だから、走る前に肩甲骨をきちんとほぐしておくことが大切なのです。
みなさんには2人ずつペアを作ってもらい、肩と肩甲骨を重点的にほぐすエクササイズをスタート。ふだんデスクワークが多いと、肩も肩甲骨もガチガチに強張りがちです。痛みや刺激で思わず「ウァッ!!」という声も上がるなか、「すごい!! 軽くなった」「気持ちいい~」という声もあちこちから聞こえてきました。

ポイント

走る前には肩&肩甲骨のストレッチを念入りに。走るときには肩甲骨から腕を振るように意識しましょう。

金さんを先頭に、神宮外苑をゆっくり2周

さぁいよいよ、ランニングへと出発。今回は神宮外苑を2周、ちょうど5キロの道のりを、30分ほどかけてゆっくり走ります。キロ6分ペースですね。
ふだんからランニングを好まれるみなさんだけあって、引き締まった体にウェアもお似合いです。颯爽と走りだし、夜の闇へと吸い込まれていきました。
金さんを先頭に淡々とランニングをしながら、ときおり質疑応答が飛び交います。われわれの一団のほかにもランナーが大勢いて、ここ神宮外苑においても昨今のランニングブームが伺えます。
ここで、ランニング・アドバイスをひとつ。走るときには、肩甲骨を意識するのも大切ですが、もうひとつ、上半身でぜひとも使ってほしい部位があります。それは、腹筋。
本来、ランニングをするときには、足を踏み出して着地する際、自然に腹筋に力が入ってふんばるのが理想です。だけど、腹筋をうまく使えていない人は多いもの。もし、走っていてもウエストがなかなか引き締まらないという人は、腹筋をうまく使えていない証拠です。
日本人は骨盤が後傾ぎみの人が多いので、ふだんから立つときも座るときも骨盤の前傾を意識すると、おヘソの下に力が入りやすくなり、走るときもラクになります。

ポイント

走るときには骨盤の前傾化を心がけて。その姿勢で走ると、ふくらはぎに余分な力がかからず、腹筋にも自然に力が入ります。

筋肉の使い方からペース配分までを網羅した"使えるアドバイス"が続々!

出発地点「サニーテーブル」に戻ってくるみなさん出発地点「サニーテーブル」に戻ってくるみなさん

なごやかに走っていた集団が、会場に帰ってきました。ここから、Running Clinic第2部の開催になります。
まずは、足を重点的にストレッチしてクールダウン。今日はストレッチで終了ですが、家の近所を走るときや、ランナーサポート施設を利用するときは、このあとシャワーを浴びると思います。そのとき、最低でも腰から下に10~20秒冷水をかけて、アイシングを施しておきましょう。金さんいわく、一気に血行がよくなって、次の日の疲れが全然違うんだそうです。

質問を受け付ける金さん質問を受け付ける金さん

さて、クールダウンが終わってひと息つき、参加者のみなさんの質問に金さんが答えるクリニックが始まりました。
「脚を引き締めながら、でも筋肉がつきすぎない走り方は?」(女性)
「ふくらはぎの肉離れがクセになっているが、どうしたら防止できる?」(男性)
「今度はじめてフルマラソンに出場するが、どんなことに気をつけるべき?」(女性)
「フルマラソンで自己ベストを更新するためのポイントとは?」(男性)
などなど、初級者から上級者までがこぞって質問をくり出し、なかにはかなりマニアックな質問も。
金さんからは、効果的な体の動かし方から、筋肉の使い方、ペース配分などのテクニック、メンタル面までを踏まえて、本イベントに冠された「クリニック」の名に恥じない、丁寧かつ的確なアドバイスをいただきました。

ポイント

疲れを翌日まで残さないためには、アイシングが効果的。シャワーを浴びるときに腰から下に10~20秒冷水をかければOK!

レポート読者のみなさんだけに、特別に金さんのアドバイスをご紹介

丁寧に質問に答える金さん丁寧に質問に答える金さん

金さんは、参加者からの質問や悩みに対して、幾つも親切に、そして的確に答えてくださってましたが、その中からここでは2つだけご紹介しましょう。
まずは「フルマラソンに出る前のベストな調整方法は?」(男性)という質問から。本などではフルマラソン前には練習量を落とせと謳っているものもありますが、金さんいわく「それは間違い」。体がリフレッシュしすぎて、途中でオーバーヒートしてしまうのだとか。大会1週間前になったら、レースペース以上で10kmを走って心肺に刺激を与え、4日前にはLSDを2時間、直前になったら2~3kmのジョグを。多少足が重いくらいのほうが、当日いいペースを維持できるそうです。
お次は、平日なかなか走れない週末ランナーから寄せられた「タイムアップを目指すためにどうすればいいですか?」(男性)という悩みについて。平日に一切走らないとせっかく週末に付いた筋力が落ちてしまうので、水曜日に30分のランニングを、というのが金さんからのアドバイス。ポイントは、坂道を利用して効率よく筋肉に負荷をかけること。まさに皇居一周でOKです。

「今日教えてもらったことは、明日から早速実践します!」

クリニック終了後、参加者の方に本日の感想をお聞きしました。

「ランニング前のストレッチのおかげで、いつもより体が軽く、本当に気持ちよく外苑周りを走ることができました。ずっと継続していきます! あと、これがチャリティ・イベントだというのもシンパシーを感じるポイントですね。だって、走って、それでアフリカに水が届けられるなんて、素敵じゃない!!」(30代・女性/走歴4年)
「楽しく充実した時間を過ごせました。すぐに使える実践的なアドバイスが多かったので、その点が一番ありがたかったです。"水曜日にランニング"のアドバイスは、僕もまさに同じ状況だったので、本当に共感しました」(20代・男性/走歴2年)

盛りだくさんの内容だった「金さんのRunning Clinic」、参加者の方には大満足をいただけたようです。
「Supply to Children」は3月31日まで、皇居周辺の9つのランナーサポート施設で実施中。参加者には抽選で50名の方に、携帯電話アームポーチをプレゼント!
さらに、次回のプレミアム・イベントは、「金さんのRunning Clinic&Charity Dinner」(3/12 18:00~21:45)とちょっと豪華な内容になっています。詳しくはRUN for WATER PROGRAMのサイトツイッターでご確認ください。

  • FeliCa RUNNING PROJECT アンバサダー 金 哲彦のROAD to AFRICA

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